マドリッド~グラナダの鉄道旅行

マドリッド~グラナダの鉄道旅行

鉄道・列車で行くマドリッド~グラナダ

スペインの南部・アンダルシア州グラナダ県の県都であるグラナダは、かつてイベリア半島で最後の王朝として栄えた歴史ある街です。当時の面影が残ったアルハンブラ宮殿をはじめ、カテドラルやアルバイシン地区の歴史的景観は有名な観光スポットになっています。毎年6月から7月に開催されるグラナダ国際音楽舞踏祭では、世界中から著名な指揮者や音楽家が揃い、クラシック音楽やバレエ、民族舞踊であるフラメンコも上演されます。
そんなグラナダへはマドリッドから約430km、高速鉄道「アルタリア」に乗っていくことができます。このアルタリアは、1日に午前と午後一本ずつの運行で、午前便は時期によっては発車時刻が日の出前になることもあります。マドリッドから出発するとおよそ4時間半でグラナダに到着します。アルタリアには一等席と二等席があり、一等席では日本の新幹線の様な雰囲気の座席で比較的快適に過ごすことができます。
朝の便であれば出発時にはまだ薄暗い車窓からの眺めですが、次第に日が昇り遠くまで見渡すことができるようになります。小高い丘の上に連なる白い風車が見えたかと思えば、放牧がなされる雄大な牧場、そしてどこまでも続くオリーブ畑が見えてきます。グラナダへは特急列車アルタリア以外にもAVEで行くことができますが、途中で乗り換えが必要になります。いずれにしても長い道のりではありますが、車窓からの美しい景色があれば到着までがあっという間に感じることでしょう。快適な列車の旅とあわせて、ぜひお楽しみください。

マドリッド~グラナダのイメージ画像
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