エル・トランスカンタブリコ

スペイン北部の革新的かつ神秘的な列車ツアー、エル・トランスカンタブリコが作成されたのは1983年のことでした。北部では海と山が生み出す青と緑のコントラストの見事な景色を車窓から楽しむ事ができます。古い車両を4両編成の寝台列車に改築し、列車サービスが始まったのはコンセプトが決定した約4ヶ月後のことでした。
開通記念運行では、ラ・ロブラ - システィエルナ - レオン区間を走行しました。地方自治機関がイベントを開き、地方の人々を含め多くの人々が新たなツアーを祝福、歓迎しました。その後すぐにカスティージャ・イ・レオン州の北部からビスカヤ州を通り、ガリシア州までのカンタブリア海岸を繋ぐレオン - フェロール区間を初めて乗客を乗せて走行しました。こうしてエル・トランスカンタブリコの巡礼の道と繋がる伝統的なルートは現在まで引き継がれています。
90年代には当時の国土交通省、FEVE、カスティージャ・イ・レオン州評議会が先導を取り、ルートの根本的な改革が始まりました。今日ではビルバオに着く列車は20年前のように内地へ折り返しませんが、バスク鉄道の線路を走り、サン・セバスティアンまで走行する正式ルートこそ当列車のアイデンティティーと言えるでしょう。
以前までは3部屋に1つある共有トイレと2段ベットが設置されたコンパートメントサービスでしたが、現在は全てスイートクラスのサービス。このようにエル・トランスカンタブリコは改正を続け、その成果とホテルや専門的な観光サービスを提供しています。

スケジュール

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コース内容 ※一部紹介

エル・トランスカンタブリコクラシック

【3泊4日：サンティジャーナ・デル・マル → カベソン・デ・ラ・サル → サンタンデール → ビルバオ → ビジャサナ・デ・メナ → システィエルナ → サン・フェリス → レオン】

後期旧石器時代の壁画が残るアルタミラ洞窟への訪問。バスク州一、人口の多いビルバオでは伝統・現代美術が融合したグッゲンハイム美術館へ足を運びます。郷土料理に舌鼓をうち、印象的な渓谷を横目に内陸の街、レオンで旅の終止符を打ちます。

【4泊5日：サンタンデール → カベソン・デ・ラ・サル → サンティジャーナ・デル・マル → アリオンダス → オビエド → カンダス → アビレス → ヒホン → ルアルカ → リバデオ → ビエイロ → サンティアゴ・デ・コンポステーラ】

雄大な自然を誇るスペイン最初の国立公園、ピコス・デ・エウロパ。多くの文化イベントを開催するカンタブリコ海に面したヒホン。情熱のスペインというイメージとは180度異なった景色が目の前に広がります。最終日には昔からの巡礼者の真髄の地、サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れます。

エル・トランスカンタブリコグランルホ

【7泊8日：サン・セバスティアン → ビジャサナ・デ・メナ → ビルバオ → サンタンデール → ポテス → カベソン・デラ・サル → サンティジャーナ・デル・マル → アリオンダス → オビエド → カンダス → アビレス → ヒホン → ルアルカ → リバデオ → ビベイロ → サンティアゴ・デ・コンポステーラ】

エル・トランスカンタブリコグランルホは、数多くの受賞歴があるクラシカルなスイートルームと広々としたサロンカーで構成されたスペイン北部を巡る５つ星のクルーズトレインです。当コースで体験できるお食事、車窓からの美しい景色、リラックスできる空間での列車の旅は他にはない思い出となることでしょう。

クラス別サービス内容

トランスカンタブリコクラシック
スタンダードスイート

お食事（3食）、ウェルカムドリンク＆スナック、最終日のパーティー、アメニティセット、ミネラルウォーター、美術館・歴史的建造物の入場料金、旅程内の訪問見学、観光バスの乗車、スペイン国鉄運営列車の50％割引（乗車前、下車後の2便のみ）、新聞・雑誌、多言語サービス（英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語）