ヨーロッパ鉄道ガイド
AVE
翼を広げた鳥がシンボルのスペイン高速列車
スペイン語で“鳥”を意味するスペインの高速列車「AVE」は、翼を広げた鳥をシンボルマークとしています。1992年に運行を開始し、マドリッドを起点に各都市へ、そして2013年にはフランスへの国際路線が開通しました。
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所要時間・料金体系
所要時間・料金体系
- マドリッド~バルセロナ
- 所要時間:約2時間40分
- マドリッド~コルドバ
- 所要時間:約1時間45分
- マドリッド~セビリア
- 所要時間:約2時間30分
- マドリッド~サラゴサ
- 所要時間:約1時間50分
- マドリッド~バレンシア
- 所要時間:約1時間50分
- マドリッド~トレド
- 所要時間:約30分
※スペイン鉄道のキャンセル・変更はお申込者全員分の手数料が発生いたします。
スペインの人気観光地はAVEをはじめとした座席指定必須の高速道路が各都市を結んでいます。
料金体系
- 大人料金
- 通常料金となります。
キャンセルおよび変更が可能です。(別途手数料がかかります。) - 子供料金
- 乗車日に4歳以上13歳未満の場合に適用。
ただし、4歳未満で座席を使用せず両親と同じ座席を利用する場合は無料。
キャンセルおよび変更が可能です。(別途手数料がかかります。) - 座席指定券
- 発券後の変更及びキャンセルはできません。
変更の場合は、別途指定券をご購入ください。 - パスホルダー料金(注1)
- 有効な下記の鉄道パスをお持ちの方に適用。(注2)
*ノーマル料金に対し、お席の数が少なくなっております。
キャンセル及び変更は不可。
- (注1)パスホルダー料金について
- 鉄道パスを利用し、座席指定券のみを割引価格で購入すること。
- (注2)「パスホルダー料金」が適用されるパス
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- ユーレイルグローバルパス
- ユーレイルスペインパス
*フレキシータイプのパスでパスホルダー料金をご利用する場合には、乗車日をパスの使用日としてカウントする必要があります。また、2等のパス所持者がパスホルダー料金でプレフェレンテ (1等)を利用することは出来ません。
*鉄道パスを利用する場合は、利用する日までに鉄道パスのヴァリデーション(注)を済ませておく必要があります。
*パスのみでのご乗車はできません。必ず別途パスホルダー料金にてチケットを事前に購入する必要があります。
(注)パスのヴァリデーションについて:
パスは、そのままではご利用になれません。ご乗車の前に必ず駅窓口でパスポートとパスを提示し、乗車開始の手続きをする必要があります。
また、フレキシータイプのパスをご利用の場合、乗車日ごとに日付を記入する必要があります。
弊社でもヴァリデーション手続きを承っておりますので、ぜひご利用下さい。(要別途手数料)
※一度ヴァリデーションを行ったパスは払戻できません。
*上記内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承くださいませ。
車両設備・サービス
車両設備およびサービス
スペインの鉄道は他国とは異なり、3種類の料金体系があります。
クラスはプレフェレンテ(1等車)とツーリスタ、もしくはプレフェレンテ(1等車)、ツーリスタ・プラスとツーリスタの3種類に分かれており、一部列車のプレフェレンテでは食事サービスがあります。
また、全てのクラスにオーディオ用イヤホンが据えられ、車内で映画などを楽しむことができます。
この料金体系とサービスは、飛行機を強く意識した内容になっているため、グレードの高いサービスを受けることができます。
スペイン鉄道は全席禁煙です。
プレフェレンテ (1等)
- 広々とした1列+2列の座席配列です。
- 座席での食事のサービス(一部列車のみ)を受けられます。
- 新聞および雑誌のサービスがあります。
- AVEラウンジをご利用いただけます。
ツーリスタ・プラス
- 広々とした1列+2列の座席配列です。
- プレフェレンテ(1等)とツーリスタ(2等)の中間クラスです。
- 全列車ではなく、一部列車のみの設定です。
ツーリスタ (2等)
- 座席は快適な横2列+2列の配列です。
- 座席は快適な横2列+2列の配列です。
- 車椅子用スペースが設けられています。
*AVEの車両を含むスペイン国内の列車は、全席が禁煙です。
AVEは"Alta Velocidad Espanola"(スペインの高速)の略称であると同時に、スペイン語で「鳥」を意味する言葉です。翼を広げた鳥が列車のシンボルマークとなっています。
セビリア万博の開催にあわせて、1992年4月21日にマドリッド~セビリア間(471km)で運行が開始されたAVE。以前から持たれていた、「スペインの列車は遅れる」というイメージを払拭し、快適でほぼ時刻どおりの運行を行っています。
その後もマドリッド~バルセロナ間の建設が進められ、2003年10月にはマドリッド~リェイダ間が、そして2006年12月にリェイダ~タラゴナ間が延伸開業しました。
また、2005年にはマドリッド~トレド間の路線が開通。かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した、「町全体が博物館」と称される世界遺産の町までわずか30分。日帰りで気軽に行くことができるようになったのは画期的な出来事でした。
従来のスペインの鉄道は、広軌(1668mm)であったため相互の乗り入れが難しかったのですが、AVEでは、多くの国で採用されている標準軌(1435mm)を採用し、TGVの技術供与も受けながら運用されています。今後は、フランスをはじめ他国との乗り入れを考慮したネットワークの構築が進行しています。
*上記内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承くださいませ。
乗り方
AVEの乗り方 (step①~⑨)
AVEの乗り方をご紹介
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①AVEの主な発着駅
AVEはスペインの首都マドリッドを中心にバルセロナやセビーリャなどスペイン国内の主要都市を結んでいます。
マドリッド アトーチャ駅
バルセロナ サンツ駅
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②駅構内
ヨーロッパ他国の駅同様に、大きな駅には様々な施設が整っており、観光客が多く訪れるような駅にはスペイン語だけではなく英語での案内表記もあります。
構内にある掲示板で運行状況や出発ホームなどが確認できます。広大なマドリッド アトーチャ駅構内
駅構内の電光掲示板
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③切符売り場(窓口)
大都市の駅にはたくさんの窓口がありますが、「窓口のほとんどが閉まっている」こともよくあります。小さな駅では「無人駅」なんてことも…!鉄道パスのヴァリデーションや鉄道チケットを当日購入しようと計画されている場合は注意が必要です。
駅の窓口は閉まっていることも!
スペイン国鉄の案内所
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④荷物検査
AVE乗車の際には、鉄道駅では珍しい荷物検査があります。
AVEの荷物検査の入り口
AVEの荷物検査
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⑤AVEの改札
乗車ホームに行くには「改札」を通らなければなりません。
改札手前には1等の乗客専用ラウンジがあり、出発までゆったり過ごすことができます。AVEの改札
1等クラスのラウンジ
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⑥AVEの出発ホーム
AVEの車体にはそれぞれクラス(1等 PREFERENTE/2等 TURISTA)の表示があります。乗車口には車両番号と行き先案内がありますので、必ず確認してから乗車してください。また、大型の駅や主要路線などには乗車口に駅員が立っており、案内サービスをしていることもあります。
AVEの出発ホーム
AVEの車体
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⑦AVEの座席
プリファレンテはゆったりとした「2席 + 1席」の配列で、2等は「2席 + 2席」の配列となります。
1等座席
2等座席
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⑧食事
一部列車のプリファレンテでは座席での食事がサービスされます。
スナック軽食などを販売しているバー車両は2等のお客様でも利用できます。プリファレンテクラスの食事
バー車両
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⑨荷物置き場、トイレ
トイレと荷物置き場はそれぞれ車両端に設置されています。
スーツケースなど大きな荷物は荷物置き場へ。荷物置き場
トイレ