観光スポット
名所・世界遺産 フランス
古代ギリシャ、ローマ時代から栄えてきたフランスには多くの貴重な史跡があります。そんなフランスの歴史の豊かさに触れる旅は想像以上に感動的です。鉄道旅行であれば、TVや雑誌で見たあの景色にも気軽にアクセスできます。
モン・サン・ミッシェル
1979年登録
フランス世界遺産の代名詞的存在
フランス北西部のサン・マロ湾に浮かぶ孤島。その神秘的な景色は“西洋の驚異”と呼ばれ、世界中の観光客から絶大な人気を誇ります。TGV+バスでパリから気軽に行けるので、近年は日本の個人旅行者も増えています。
パリからのアクセスは、レンヌ駅まで所要約2時間。パリはモンパルナス駅利用。レンヌからはバス利用で約1時間20分です。
アヴィニョン歴史地区
1995年登録
南仏の美しい景観広がる歴史地区
中世にローマ法王庁が置かれ、アヴィニョン橋(サン・ベネゼ橋)など見どころも多いプロヴァンス地方の中心都市。アルルやニーム、エクス・アン・プロヴァンスなど他都市にも近いので、南仏の観光拠点に便利な街です。
パリからアヴィニョンまでは約2時間40分。パリはリヨン駅利用。アヴィニョンには中心部にある中央駅とは別に郊外にもTGV専用駅がありますのでご注意ください。
アルルのローマ遺跡など
1981年登録
古代ローマのプロヴァンス屈指の大都市
円形闘技場や古代劇場、コンスタチヌス共同浴場など古代ローマ遺跡が多く残り、2000年以上前の栄華をしのばせています。「夜のカフェテラス」や「アルルの跳ね橋」など南仏を愛した炎の画家ゴッホが描いた風景にも思いを馳せてください。
パリからアルルまで途中リヨン乗換えをはさみ、約4時間45分。パリはリヨン駅利用。近郊のアヴィニョンなどからも気軽にアクセスできます。
月の港ボルドー Port de la Lune
2007年登録
ボルドーワインで有名な歴史地区
三日月形のガロンヌ川沿い歴史地区が世界遺産になっており、大劇場やピエール橋などが街を華麗に彩ります。また、ブドウ畑と中世都市の情景が美しい郊外の「サン・テミリオン地域」も世界遺産となっています。
パリからボルドーまでは約2時間10分。パリはモンパルナス駅、ボルドーはサン・ジャン駅を利用します。
歴史的城塞都市カルカソンヌ
1997年登録
ヨーロッパ最大の城塞都市
フランスの世界遺産としてはモン・サン・ミッシェルに次ぐ年間来訪者数を誇り、街の名の由来でもある「女領主カルカスの伝説」など逸話も楽しい人気観光地。二重城壁のうち内壁はガイドツアーで見学することができます。
パリからカルカソンヌまで途中モンペリエ乗換えをはさみ、約5時間。パリはリヨン駅利用。近郊のトゥールーズなどからもアクセス可能です。
ロワール渓谷
2000年登録
ロワールで古城巡り
「フランスの庭園」とも称されるこの地域には多くの古城があり、なかでもシュノンソー城は川の上に建つ優雅な姿から人気が高く、「6人の奥方の城」の歴史とともに観光客から関心を集めています。鉄道利用ならブロワ城、アンボワーズ城もおすすめです。
パリからトゥールまでは約1時間10分。パリはモンパルナス駅利用。シュノンソー城、ブロワ城、アンボワーズ城ともにトゥールからは在来線利用です。
ストラスブールのグラン・ディル
1988年登録
運河のまわりの木組みの家に癒やされる
詩人ゲーテにも絶賛されたノートルダム大聖堂を中心に石畳の道と木組みの家々など、世界遺産のグラン・ディルはまさに中世にタイムスリップしたかのよう。ドイツ風の街並が可愛らしいプチット・フランスなども是非とも散策してください。
パリからストラスブールまでは約2時間15分。パリは東駅利用です。
ランスのノートルダム大聖堂など
1991年登録
サン=レミ旧大修道院、トー宮殿もお見逃しなく
シャンパーニュ地方の中心都市ランス。フランス国王の戴冠式の舞台となったノートルダム大聖堂はシャガールのステンドグラスとともに今も荘厳な雰囲気を漂わせています。有名な「微笑みの天使像」は正門近くですので、お見逃しなく。
パリからランスまでは約50分。パリは東駅利用です。
リヨン歴史地区
1998年登録
フランス第二の大都市リヨン
「美食の街」リヨンは、フランス最古のローマ遺跡でもある古代ローマ劇場やサン・ジャン大聖堂など中世都市の趣が世界遺産となった美しい街です。フルヴィエールの丘から望む街の景色は、ぜひ絶品のフレンチグルメとともに旅の思い出に。
パリからリヨンまでは約2時間。パリはリヨン駅、リヨンはパール・デュー駅もしくはペラーシュ駅利用です。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
1993年登録
聖母像と礼拝堂に見守られた街
スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへのフランス巡礼路の中で人気の南ルート(ル・ピュイの道)。出発地ル・ピュイはマリア信仰が厚くノートルダム大聖堂の「黒いマリア」や奇岩に建つ巨大なマリア像など特異な景観が目を引きます。
パリからル・ピュイまでは約4時間30分(乗換えあり)。パリはリヨン駅もしくはベルシー駅利用。リヨンやクレルモンフェランなどで乗換えが必要です。
パリのセーヌ河岸
1991年登録
パリには世界遺産の名所がずらり
セーヌ川沿いに発展した華の都・パリ。世界遺産登録対象の名所として右岸には、ルーブル宮殿(ルーブル美術館)、チュイルリー庭園、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、グラン・パレ、プティ・パレ、シャイヨー宮など。左岸にはエッフェル塔、オルセー美術館、ブルボン宮殿、アンヴァリッドなど。また、中州のシテ島にあるノートルダム大聖堂やサント・シャぺル教会、セーヌ川にかかるポン・ヌフやアレクサンドル3世橋なども対象となっています。
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ヴェルサイユの宮殿と庭園
1979年登録
フランス旅行といえばヴェルサイユ宮殿
ルイ14世や王妃マリー・アントワネット、ナポレオンなどフランスが最も華やかだった時代の絢爛豪華な宮殿。若きマリー・アントワネットが愛してやまなかった大トリアノン(グラントリアノン)や小トリアノン(プチ・トリアノン)などが世界遺産に含まれます。有名な「鏡の間」などは今でも当時の空気を感じさせます。
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シャルトル大聖堂
1979年登録
フランスで最も美しいゴシック建築
聖母マリアの聖遺物を収蔵しており、巡礼者が世界中からやってきます。“シャルトル・ブルー”と呼ばれる青く輝く巨大なステンドグラスは世界で最も美しいと言われています。ゴシック様式の大聖堂の中で、太陽の光を浴びてステンドグラスから注ぎこまれる色とりどりの光をぜひ堪能してください。
フォンテーヌブローの宮殿と庭園
1981年登録
フランス最大の宮殿とかつての王の狩猟場
王侯貴族たちが狩猟を楽しむために造った優雅な名城。馬蹄型の階段は必見で、レオナルド・ダ・ヴィンチなどのルネッサンスを代表する美術品とともに豪華な内装はため息ものです。世界中からたくさんの観光客が訪れるのはもちろん、フランス市民も休日に癒やしを求めて訪れる場所となっています。