観光スポット

名所・世界遺産 スペイン

ヨーロッパでありながらエキゾチックな面を持つ太陽と情熱の国、スペインは多種多様な文化が混在し、世界遺産もいたるところにあります。それぞれが個性的なスペインの世界遺産を巡るのには鉄道旅行がおすすめです。

グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン

1984年登録

イベリア半島を支配したイスラム勢力の終焉の地

スペイン南部アンダルシア地方のグラナダは、8世紀から約800年間イベリア半島を支配したイスラム勢力の終焉の地です。その中でも最後の砦となったアルハンブラ宮殿は、イスラム建築の最高峰と呼ばれ、滅びゆく王国の最後の栄華を今なお現代に伝えています。
マドリッドからのアクセスは、グラナダまで約4時間です。

アントニ・ガウディの作品群

1984年登録

サグラダ・ファミリアを設計し続けた天才建築家の作品群

スペインが誇る天才建築家アントニ・ガウディの作品の中で、最も有名なものが2005年に追加登録されたサグラダ・ファミリア。ガウディは40年以上もの月日をこの教会の設計・建設に注ぎましたが、完成を見ることなく亡くなっています。ガウディは仔細な設計図を残しておらず、その時代ごとの建築家がガウディの設計構想を推測するといったかたちで、現在も建設が続いており、専門家の最近の予測で、完成は2256年前後とも言われています。
マドリッドからのアクセスは、バルセロナまで約3時間です。

タラゴナの考古遺産群

2000年登録

タラゴナ周辺に残る古代ローマ時代の建造物

地中海に面した港湾都市でもあるタラゴナは、8世紀初めにウマイヤ朝に征服されるまではカタルーニャ地方の中心として繁栄を誇っていました。ローマ時代に築かれた遺跡が現在も数多く残っており、1世紀に建造された円形劇場は地中海をバックにはるか古代の香りを今に伝えています。また、市街から4km離れていますが、ラス・ファレラス水道橋も必見です。
バルセロナからのアクセスは、タラゴナまで約30分(AVE利用)です。

セゴビア旧市街とローマ水道橋

1985年登録

古都としての面影を今に残す街

カスティーリャ地方のまさに典型的な古都としての面影を今に残す、セゴビア。古代ローマ遺跡としては極めて保存状態がよい水道橋は、なんと約100年前まで実際に使われていたというから驚きです。岩山に建てられたアルカサルは、ディズニーの「白雪姫」のお城のモデルとも言われており、石造りの堅強な雰囲気もさることながら、どことなく愛らしさも感じてしまいます。眼下にはカスティーリャ地方独特の赤土の景色が広がります。
マドリッドからのアクセスは、セゴビアまで約30分AVE利用(AVE利用)です。

セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館

1987年登録

スペイン最大の大聖堂

セビージャは8世紀にイスラム教徒に征服され、11世紀にはイベリア半島におけるイスラム教徒たちの政治・文化の中心地となったことから、多くのイスラム様式の建造物が築かれました。スペイン最大規模でもある大聖堂にはムリーリョやゴアなどスペインを代表する画家たちの宗教画が飾られ、新大陸を発見したコロンブスの棺も収められています。また、インディアス小文書館にはアメリカ植民地の貴重な資料を所蔵しております。
マドリッドからのアクセスは、セビージャまで約2時間30分です。

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