ベルリン~ドレスデンの鉄道旅行
鉄道・列車で行くベルリン~ドレスデン
ドイツの首都であるベルリンは美術や芸術、音楽が盛んで緑あふれるのんびりとした町です。世界庭園でもあるマルツァーン保養公園のGärten der Weltは独自の庭園建築があり、20000種以上の植物が見られる植物園はどの季節に訪れても美しい花を見ることができるでしょう。ラントヴェーア運河からは船やカヌーを楽しみ、グルーネヴァルトでの森林浴やヴァンゼー湖水浴場では水浴びを楽しむこともできます。こんなゆったりとしたベルリンですが、激動の時代に翻弄されたベルリンの壁を忘れることはできません。
ベルリンではチェックポイント・チャーリーや一部残されているベルリンの壁など東西ベルリン冷戦時代の歴史を垣間見ることでしょう。多くの公園や水路、湖が点在し他のドイツ同様スッキリとした町並みのベルリンは惨劇を感じながらも今の豊かさが伝わってきます。アレクサンダー広場は旧東ベルリンの中心地だった場所で周辺には社会主義時代のビル群も残されています。高さ365mもある旧東ドイツのテレビ塔やその反対側には旧東ドイツ時代の世界時計が立っています。
ベルリンからドレスデンまでは2時間強(時間帯によってはLEIPZIG HBFで乗り換えが必要となります)の鉄道旅行。ドレスデンはエルベ川を挟んで旧市街と新市街にわかれています。第二次世界大戦でがれきとなった部材を組み合わせて再建された聖母教会は「ヨーロッパ最大のジクソーパズル」と言われました。またエルベ川河畔にバロック様式で統一された宮殿が軒を連ね、アンデルセンも称賛したとされています。旧市街に集結された見どころ、ゼンバーオーバーやブリュールのテラス、フラウエン教会、ドレスデン城、ツヴィンガー宮殿など歴史を感じる建造物は見る人の心が奪われます。