鉄道・列車で行くベルリン～マインツ

ドイツ最大の都市ベルリンは、第二次世界大戦後、東西を分断すべく西ドイツを包囲するように、僅か一夜にして築かれたベルリンの壁によって国が2つに分断されました。28年間に渡って苦しみ続けましたが、勇気ある市民たちによって壁が崩壊し、東西に分断していたドイツは統一を果たすことができました。
長期に渡り悲惨な思いを強いられてきたベルリンの人々はたくましく心の豊かさを持ち合わせています。至る所に激動的な歴史を感じる建造物が残る中、フィルハーモニーやベルリン国立歌劇場、コーミッシェ・オーパー、ヴィンターガルテンなどのエンターテインメントでも世界有数を誇る自慢所も多く存在します。
歴史を辿りながら、音楽や芸術を楽しみ、旅の記念のひとつとしてお土産選びも楽しいところ。個性派揃いのショップやハイセンスのデパートなどショッピングにおいても目が離せません。
ベルリンからマインツまで約5時間の鉄道のお供をするのは高速列車ICEと在来線、途中で乗り換えが必要となります。長旅でも疲れないシートを提供するのはICEの1等クラス。歴史的に非常に古く紀元前38年にローマ帝国が築いたとされ、マインツはライン川とマイン川の合流地点に位置します。旧市街には中世の街並み、聖マーティン大聖堂やゴシック様式の教会、博物館やバロック時代の貴族の館が多く残っています。2月にはカーニバルが行われ、特にバラの月曜日という日のカーニバルはストレスを発散することで注目を浴びています。