鉄道・列車で行くフランクフルト～トリーア

フランクフルトから列車で約3時間10分、ローマ皇帝により建設されたドイツ最古の都市トリーアがあります。歴史的建造物や美術工芸品の保存状態が良く、その多くが世界遺産に登録されています。
トリーアのシンボルであるポルタニグラは、ローマ時代に造られた北門です。外壁の石が黒いことから、ラテン語で黒い門と名付けられました。旧市街の中心である中央広場にある大聖堂は、ドイツ最古の大聖堂です。ロマネスク様式の建物は、他の大聖堂とは違った美しさがあります。日本と同じように温泉に浸かる習慣があり、皇帝浴場のカイザーテルメンや2世紀に造られたバルバラテルメンと大浴場の遺跡もあります。
歴史ある都市トリーアに行くには、ザールブリュッケンで乗り換えとなります。フランクフルトからザールブリュッケンへは、フランスを代表する高速列車TGVが運行しています。有名デザイナーがデザインしたお洒落な車内は、快適な機能が設備されています。高スピードでありながら、車内は静かで乗り心地がよく、快適な時間を過ごすことができます。バー車両が連結されており、軽食を楽しみながら列車の旅をすることができます。乗り換えとなるザールブリュッケンは、フランスとの国境にあるザール河畔にあります。バロック様式のザールブリュッケン宮殿はとても華麗です。ザールブリュッケンからは、ローカルの快速列車REに乗り、約1時間10分でトリーアに到着します。REは高速列車TGVとは違った楽しさが味わえます。