マドリッド~トレドの鉄道旅行
鉄道・列車で行くマドリッド~トレド
スペインの中央部・カスティーリャ=ラマンチャ州トレド県の県都であるトレドは、その昔西ゴート王国の首都だったこともあり、歴史的な建造物や街並みが多く残されています。旧市街は世界遺産に登録されており、その美しい景観はトレド出身の画家であるエル・グレゴも絶賛したと言われています。
トレドの街を少し歩くだけでもスペインの古都を十分に堪能することができますが、おすすめはトレド大聖堂。ゴシック建築で造られた大変美しい聖堂で、外からの景色はもちろん、内部の細かな造りも素晴らしい大聖堂です。そんなトレドへは、マドリッドから約71km。2005年に開通したばかりの特急列車、AVEを利用すればわずか35分でトレドに到着します。比較的近距離なので、日帰りでも気軽に足を運ぶことができます。
マドリッドからの出発にはアトーチャ駅を利用します。アトーチャ駅はAVE開通に合わせて改装されたばかりなので、近代的な造りでとてもきれいな駅です。AVEには一等席と二等席がありますが、マドリッド~トレド間は35分という短い距離なのでほとんどが二等席の車両で、一等席と二等席の違いは大差ありません。また、AVEでは通常ミールサービスを受けることができますがそれも近距離なのでありません。
新しく開通した特急路線ということもあって大きな揺れなどはほとんどなく、非常に快適な乗り心地です。車窓からはスペインのどこまでも続く雄大な大地が広がる景色を見ることができます。
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