鉄道・列車で行くメッヘレン～ブリュッセル

メッヘレンはベルギー・アントウェルペン州の都市で、かつて16世紀初頭に現在のベルギーとオランダであるネーデルランドの首都でもあった地です。街中には当時の華々しい面影を残すかのようにいくつもの歴史的な建造物やモニュメントが存在します。中でも最も威厳を感じさせるのが聖ロンバウツ大聖堂で、13世紀から300年もかけて建設されたゴシック様式の立派な教会です。500段もの長い階段を上がって到達した大聖堂の頂上からのメッヘレンの眺めは大変美しくおすすめです。また、教会では心地よいカリヨンの音色も楽しむことができます。
一方のブリュッセルはベルギーの首都で、ヨーロッパ最大の世界都市です。見どころも多く、その中でも世界遺産に登録されているグラン＝プラスは、世界で最も美しい広場と言われています。長方形の広場の中央には色とりどりの花が咲き、その周囲には歴史的建造物に取り囲まれている広場からの景色は大変美しいものです。またベルギーは食通の宝庫とも言われるほど美味しい食べ物がたくさんあります。
そんなメッヘレン―ブリュッセル間は距離にしてわずか20km。近距離なので様々な会社の列車が路線を有しており、ブリュッセルを出発して30分もしないうちにメッヘレンに到着します。車窓からは緑が広がる壮大な自然の風景を目にすることができます。季節によって色を変える、その時期ならではの景色を味わってください。また、途中の停車駅がいくつかあるので、様々な街の雰囲気を感じることができるのも魅力の一つです。