鉄道・列車で行くスイス～ドイツ

スイス～ドイツ間の鉄道は、フランクフルトからハイデルベルグ経由でスイスの国境の町バーゼルに行くルートと、ハイデルベルグからシュトゥットガルト経由でスイスの国境の町シャウハイゼンに行くルートの主に2つの鉄道ルートがあります。

バーゼルはスイスの北西部のバーゼル＝シュタット準州の州都となっていて、北はドイツ、西はフランスに接しています。市街地はライン川の両岸に広がっていて、北岸は小バーゼルと呼ばれる産業地帯、南岸は大バーゼルと呼ばれる商業の中心街です。バーゼル駅では、スイス連邦鉄道とフランス国鉄が施設として一体化していて、税関検査はスイス側で行っています。またバーゼルには、スイスの最古の大学であるバーゼル大学があり、芸術も盛んでバーゼル市立美術館をはじめ30以上の美術館や博物館があります。

バーゼルからドイツ側に入るとフライブルク駅に到着します。フライブルクは環境保護で先進的な取り組みをしている都市として有名です。シャウハイゼンは、ラインの滝といわれる、高さ23m、幅150mもある大きな滝が有名で、遊覧船で滝つぼの観光も楽しめます。シャウハイゼンからドイツ側に入ると、シンゲン駅経由でシュトゥットガルト中央駅に到着します。シュトゥットガルトは、ドイツの南西部にある工業都市で、ドイツを代表する世界的な企業の本社が置かれています。その一方、ぶどう栽培が盛んで、ワインも多く生産されています。