鉄道・列車で行くウィーン～ブダペスト

オーストリアのウィーンからハンガリーのブダペスト間の鉄道は、直行便にて2時間半で行くことができます。列車は1日15便あり、多くのビジネス客や観光客を運んでいます。
オーストリアとハンガリーは、14世紀以降ハプスブルク家によって、オーストリア＝ハンガリー帝国として歩んできた歴史から、人的交流も多くあります。第二次大戦後には、ハンガリーを始めとする旧ハプスブルク帝国の諸国が共産主義化した一方で、オーストリアはヨーロッパの西側との関係を継続したため、ウィーンの人口が減少した時代がありました。しかし1989年のベルリンの壁の崩壊以降は、ハンガリーもヨーロッパの西側諸国の仲間になってきた結果、ウィーンの人口も増加し、それに連れて地位も上がってきています。
ブダペストは、オーストリア＝ハンガリー帝国時代にはウィーンにつぐ第二の都市として繁栄してきました。現在は、ドイツやチェコやスロヴァキアやポーランドなどといった中央ヨーロッパの金融市場の中心地となっています。
ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通りは世界文化遺産に登録されており、ブダ城やツィタデッラというゲッレールト山の頂上にある要塞や、ゲッレールト山の頂上にある自由の像の他、ゲレールト温泉やハンガリーの国会議事堂、イギリスのロンドンにつぐ世界で2番目に古くに開通した地下鉄もあります。