鉄道・列車で行くツェルマット～チューリッヒ

ツェルマット～チューリッヒ間の鉄道は、アルプスのマッターホルンやモンテ・ローザなどの山々を望めるリゾート地からフィスプ経由で、スイス最大の都市チューリッヒまでを3時間19分で結んでいます。
ツェルマットは、マッターホルンの山麓の標高1620mの場所にあり、アルプスの登山口として、またスキー場として多くの観光客が訪れています。ツェルマットで運行しているロープウェイは、マッターホルンとブライトホルンとの間にある標高3883mクライン・マッターホルンまで登ることができます。また、ツェルマットからは、ゴルナーグラートまでの登山鉄道が運行されていて、4000m級の雄大な多数の山々を眺めることができます。
ツェルマットからフィスプまではマッターホルン・ゴッタルド鉄道を使用します。その後フィスプからはユーロシティーで、ベルン経由でチューリッヒ中央駅に着きます。ベルンはスイスの首都であり、スイスの中では、チューリッヒ・バーゼル・ジュネーブに続く4番目の規模となる都市です。
ベルンにはスイス連邦の議会議事堂や万国郵便連合の建物などの国際機関も置かれています。ベルンの旧市街地は、世界文化遺産に登録されています。また、特殊相対性理論の研究で論文を執筆したとされていますアインシュタイン・ハウスが有名で、使用していた家具がその時のままの状態で保存されていて、研究に使用していた資料や手記など貴重な資料が展示されています。