鉄道・列車で行くバルセロナ～グラナダ

バルセロナからグラナダまでの鉄道旅はスペイン鉄道、RenfeのTrenhotel（トレンホテル・寝台列車）を利用するのが一般的で、11時間半と長旅です。日中での長時間は大変厳しいものですが、夜出発すると翌朝に着きますので夜行列車に乗って目的地に行くのも旅の魅力の一つです。ですが、現状はこの人気区間を走る寝台列車の運行はなく、一旦マドリードに出て列車を乗り継ぐルートが一般的になっています。

※夜行列車に乗ったひとのコラムを読んでみよう！

情熱の国といえばスペインをイメージする人も多いことでしょう。フラメンコに闘牛と言ったらスペインの代名詞と言っても過言ではありませんが、バルセロナはカタルーニャ地方の中心都市でもあり、フランスやイタリアからも近いこの地方の雰囲気は情熱とは違い、古くから伝わる文化を継承しながらモダンさも兼ね合わさった都市で歴史を感じさせられます。

サグラダ・ファミリア、サンタ・マリア・ダル・マル教会、カタルーニャ広場、ピカソ美術館やロミ美術館など多くの美術館が点在し、1992年の夏季オリンピックが開催されたモンジュイック山などがあります。途中バレンシアを経由し一路グラナダへ。シエラネバダ山脈が抱える「ベガ」と呼ばれる肥えた土地に恵まれて栄え、年間を通して雪が残っているのでスキーリゾート地として多くの人が訪れます。またアルハンブラ宮殿やカルロス5世宮殿、グラナダ大聖堂、イスラーム建築のヘネラリフェ、ガルシア・ロルカ公園やヌエボ・ロス・カルメネス競技場など多くの見どころがあります。