スイス・グランドトレインツアーとは
世界に名だたるアルプスの名峰や氷河、宝石のように美しい湖、雄大な氷河などの感動的な大自然の絶景から山間に点在するかわいい村や中世の趣を残す街並まで、スイスの魅力はなんといっても変化に富んだ景観です。そんなスイスを旅するなら、鉄道・バス・湖船を使って絶景がじっくり楽しめるパノラマルートを組み合わせてめぐる旅「スイス・グランドトレインツアー Grand Train Tour of Switzerland」がおすすめ。
「Grand Train Tour of Switzerland」を巡るには、スイストラベルシステムのパスが便利です。期間、スタート地点、回る順序も自由に設定でき、ルート内の主要都市を起点に人気の観光地に足をのばすこともできます。
目的地までの単なる移動手段だけでなく、移り変わる風景を楽のしみつつ快適な時間を過ごすことができるのが鉄道旅の醍醐味。
年間を通してお好みの種類のパスをご購入いただけますので、ぜひご利用ください。
ルートのご紹介
地図内のルート名をクリックすると、詳細に移動します
美しい自然や豊かな文化が残るスイス東部の旅
スイス東部を走るこのルートは、チューリヒからヨーロッパ最大の水量を誇る「ラインの滝」の程近くに位置するシャフハウゼンを通過。 その後、歴史的文化遺産を現代に上手に融合させた優れた景観を持つ街ザンクト・ガレンへ。
中世ヨーロッパで学芸の総本山として隆盛を極めた修道院を中心として発展した歴史的な街。
現在は修道院としての機能はなくなりましたが、バロック建築の傑作と名高い大聖堂や教会など見所満載です。また約15万冊を誇る貴重な蔵書の数々や世界最古ともいわれる建築設計図などを有する修道院図書館も必見。これらの建物はその文化的価値が評価され世界遺産に認定されています。
- ・スイス連邦鉄道(SBB)[走行区間:チューリヒ〜シャフハウゼン / 走行距離:46km / 走行時間:約40分]
- ・トゥルボ鉄道[走行区間:シャフハウゼン〜ザンクト・ガレン / 走行距離:87km / 走行時間:約1時間50分]
穏やかな景観の中を走りぬけるスイス中部の旅
なだらかな丘が連なる田園風景が美しいアッペンツェル地方を通りぬけ、13世紀の古城をはじめ、随所に中世の建物が残るチューリヒ湖畔の街ラッパーズヴィールへ。
その後、音楽祭で有名な都市ルツェルンに到着します。
ルツェルン郊外の湖畔にある、鉄道や船、ロケットなど、ありとあらゆる交通手段を展示した博物館。 コレクションは3,000点を超える欧州最大級の交通博物館です。交通の発達の様子や、蒸気機関車や登山鉄道の仕組みをわかりやすく展示。また実際に中に入ったり、操縦席に座ったりできる他、IMAXシアターも併設しています。
- ・フォアアルペン エクスプレス[走行区間:ザンクト・ガレン〜ルツェルン / 走行距離:126km / 走行時間:約2時間20分]
ルツェルン湖とレマン湖をつなぐ夢のスイス横断ルート
ドイツ語圏のルツェルンを出発後、アルプス観光の拠点インターラーケンをぬけてレマン湖が位置するフランス語圏のエレガントな街モントルーに到着。
このルートはきらめく湖、雄大なアルプス、のどかな牧草地、美しいブドウ畑などスイスの魅力が満載です。
ローザンヌからモントルー郊外のシヨン城まで、レマン湖の上にのびる丘陵に葡萄畑が続く美しい風景で有名なラヴォー地区。
きらめくレマン湖、雄大なアルプス、目の前に広がる葡萄畑と葡萄農家が暮らす小さな村が織り成す風景に心奪われます。
この地区はその景観美だけでなく、ワイン造りの長い伝統と歴史が評価され、2007年世界遺産に登 録されました。
- ・ゴールデンパスライン(ZB区間)[走行区間:ルツェルン〜インターラーケン / 走行距離:74km / 走行時間:約1時間50分]
- ・ゴールデンパスライン(BLS区間)[走行区間:インターラーケン〜ツヴァイジンメン/走行距離:54km / 走行時間:約1時間20分]
- ・ゴールデンパスライン(MOB区間)[走行区間:ツヴァイジンメン〜モントルー/走行距離:63km / 走行時間:約1時間50分]
スイスのシンボル、マッターホルンを一望する旅
モントルーを出発後、ローマ時代からアルプスの十字路として栄えてきたマルティニを経由。
その後、スイスとイタリアの国境近くの街ブリークを経て、マッターホルンの麓に位置する山岳リゾート、ツェルマットに到着します。
ツェルマットで人気の高い展望台。モンテローザ、マッターホルン、ゴルナー氷河など名峰揃いの絶景が堪能できるスポット。
ピラミッドのように尖った山容が印象的なマッターホルンをはじめ、氷河がつくりだす優雅な曲線など、表情豊かな自然の造形美を楽しむことができます。
展望台へ向かうゴルナーグラート登山鉄道の車窓からは四季折々の山々が眺められます。
- ・スイス連邦鉄道(SBB)[走行区間:モントルー〜ツェルマット / 走行距離:148km / 走行時間:約2時間30分]
- ・マッターホルン ゴッタルド鉄道(MGB)[走行区間:ブリーク〜ツェルマット/走行距離:45km / 走行時間:約1時間20分]
スイスが誇る世界遺産を巡る旅
氷河特急(グレッシャー エクスプレス)でスイス最古の街、クールを経由。荘厳な山脈に守られた谷に美しい湖が連なるエンガディン地方の中心地であるサン・モリッツに向かいます。
サン・モリッツは世界遺産に認定される氷河特急の発着地となっています。
美しい森と湖、ベルニナアルプスの名峰に囲まれたサン・モリッツは爽やかな高原気候と晴天に恵まれたマウンテンリゾート。
世界のVIPが集う高級リゾートでもあり5ツ星ホテルや有名ブランドショップが建ち並んでいます。
周辺に点在する素朴な村や個性的な谷、万年雪と氷河が広がるベルニナ山群の名峰、神秘的な湖など魅力は尽きません。
- ・氷河特急(グレッシャー エクスプレス)[走行区間:ツェルマット〜サン・モリッツ / 走行距離:294km / 走行時間:約8時間]
湖水に映るアルプス名峰の絶景を楽しむ旅
スイス南部に位置する温暖な街ルガーノへは2つのルートがあります。ベルニナ急行でイタリア領ティラーノへ行き、その後、ティラーノからルガーノまでバスを使うルート。またはパーム エクスプレスと呼ばれるポストバスで峠や谷を越えるルートがあります。※ベルニナバスは夏期(4月〜10月下旬)のみの運行となりますので、10月下旬から翌年3月までは運休となります。
ブルージオ駅を通過すると、ベルニナ線の最大の見どころ、ブルージオのオープンループ橋に差しかかります。
進行方向右手の車窓からは線路が360度カーブし、谷を下っていく様子がよく眺められます。
半径70mの美しい弧を描き、勾配は70パーミル(1000m進むと70m下る)に設計されており、ローマの水道橋を思わせる芸術的な構造となっています。
- ・ベルニナ急行(鉄道ルート)[走行区間:サン・モリッツ〜ティラーノ / 走行距離:64km / 走行時間:約2時間30分]
- ・ベルニナ急行(バスルート)[走行区間:ティラーノ〜ルガーノ / 走行距離:90km / 走行時間:約3時間10分]
- ・パーム エクスプレス[走行区間:サン・モリッツ〜ルガーノ / 走行距離:133km / 走行時間:約4時間10分]
ウィリアムテル・エクスプレスで縦断する船と鉄道の旅
ルガーノからは鉄道と湖船を組み合わせた絶景ルート、ウィリアムテル・エクスプレスの旅をお楽しみいただけます。ルガーノからは鉄道で美しいレヴェンティーナ谷を通り、伝統の峠をこえるゴッタルド線のアルプス縦断ルートを走ります。湖畔の町フリューレンからは歴史的な蒸気船に乗り換えて、ルツェルン湖のクルーズとなります。
リギ鉄道は、1871年に運行を開始したヨーロッパ発の登山鉄道で、フィッツナウ駅とアルト・ゴウダウ駅から頂上のリギ・クルムまでを結びます。頂上のリギ・クルムは標高1,750mと、他の展望台に比べて低いですが、氷河や万年雪をアルプスなどのパノラマビューを眺めながら気軽にハイキングなどが楽しめます。
- ・ウィリアムテル エクスプレス(鉄道ルート)[走行区間:ルガーノ〜フリューレン / 走行距離:147km / 走行時間:約2時間20分]
- ・ウィリアムテル エクスプレス(湖船ルート)[走行区間:フリューレン〜ルツェルン / 走行距離:52km / 走行時間:約2時間50分]
美しい湖沿いを走り、経済と文化の中心都市を目指す旅
フィアヴァルトシュテッテ湖畔の美しい町ルツェルンから北東へ、ロート湖、ツーク湖、チューリヒ湖と美しい湖のそばを走るルートで、国際空港があるスイスの玄関口で、最大都市チューリヒへ結びます。中世の歴史を残す旧市街、新しく開発されたトレンドスポットまで、文化、芸術、ショッピング、グルメなどあらゆる魅力がそろっています。
民俗学、自然科学、歴史、文化、考古学、美術、モダンアート、科学技術など、様々な分野で一流のコレクションを誇るミュージアムがそろっているスイス。なかでもチューリヒ駅に程近い、1898年会館のスイス国立博物館は必見です。尚、スイストラベルパスは、スイス国内約500の美術館や博物館が無料となるミュージアムパスとしてもご利用いただけます。 ※対象外の美術館・博物館がございます。 ※フレックスパスの場合、利用日としてカウントされます。
- ・スイス連邦鉄道(SBB)[走行区間:ルツェルン〜チューリヒ / 走行距離:57km / 走行時間:約50分]
MOVIE
GRAND TRAIN TOUR OF SWITZERLAND- 「Grand Train Tour of Switzerland」を巡るには、スイストラベルシステムのパスがおすすめです
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