スイスを鉄道を利用して旅する際、必須アイテムとなるのが「スイストラベルパス」。
鉄道のほか、バスや湖船でも利用できることは、割とよく知られていますが、
意外と知られていないのが、スイスにある500以上の美術館や博物館でも無料となること。
世界中から観光客が集まるパウルクレー・センターやシオン城なども、無料になるというのが嬉しいところ。
都市散策中、みなさんもきっと一度は美術館などに行かれるのではないでしょうか。
是非、スイストラベルパスを活用して、もっとお得にスイスを旅しましょう。
※一部割引のみの博物館もあります
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- ベルン
- パウル・クレー・センター
- ベルン美術館
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- ジュネーヴ
- パテック・フィリップ時計博物館
- アリアナ美術館
- ローザンヌ
- オリンピック・ミュージアム
- アール・ブリュット美術館
- モントルー
- シヨン城
- ラ・ショー・ド・フォン
- 国際時計博物館
- ルツェルン
- ローゼンガルト・コレクション
- スイス交通博物館
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- ツェルマット
- マッターホルン博物館
- クール
- ビュンドナー美術館
- ヴィンタートゥール
- オスカー・ラインハルト美術館
(シュタットガルテン) - ヴィンタートゥール美術館
- ザンクト・ガレン
- ザンクト・ガレン織物博物館
- ザンクト・ガレン修道院附属図書館
スイスには1,000を超える美術館・博物館があり、多種多様な作品に出会うことができます。
美術館巡りに最適なスイス全土500以上の美術館を無料で見られる特典付き!
※パスの通用日のみ特典が適応されます
スイストラベルパスでスイスを満喫しよう!
チューリッヒ
リートベルク美術館
スイスで唯一、東洋や中近東、アフリカなどヨーロッパ以外の作品を展示している美術館で、その規模はチューリヒで3番目の大きさを誇ります。建物は、音楽家ワーグナーにゆかりの深い邸宅でもあり、失恋したワーグナーが仏教に傾倒したことがこの美術館の始まりでもあります。敷地内の庭も魅力的と定評があり、2007年には「エメラルド」と呼ばれるグリーンのガラスが美しい新館も完成しました。
写真:©Switzerland Tourism/Andre Meier
デザイン美術館
デザインとトレンドの発信地とも言われるウエスト地区にある、ドイツのバウハウスの影響を受けた建物が印象的な美術館です。スイス随一のポスターコレクションを所蔵し、特にスイスの観光ポスターを中心にその数は35万を超えるほど。ポスター以外にもパンフレットや映像など、デザインを通してスイスの観光地を見ることができるハイセンスな空間となっています。
写真:©Switzerland Tourism/Museum fuer Gestaltung/Fleck, Balogh
チューリヒ国立博物館
チューリヒ中央駅の目の前というアクセスがよい場所にある、スイスの歴史、文化、宗教などを知ることができる博物館です。絵画、家具、衣装、武器、タペストリー、アクセサリーなど展示内容はバラエティーに富んでいて、まさにスイスの歴史が凝縮されていると言っても過言ではありません。そして膨大なコレクションを展示すべく、2016年は新館もオープンしました。
写真:©Switzerland Tourism
FIFAワールド・サッカーミュージアム
FIFA本部のあるチューリヒに2016年にオープンしたサッカー好きには溜まらないミュージアムです。FIFAが所有するトロフィーやメダル、ユニフォームなどのグッズから、数々のワールドカップの思い出を物語る貴重な品々が展示されています。地下の荷物預け用のカラフルなロッカーには各国の選手の名前が書かれているので、好きな選手の名前を探してみてください。
写真:©Switzerland Tourism
ベルン
パウル・クレー・センター
ベルン郊外にある美術館で、スイスを代表する画家パウル・クレーの作品を一堂に集め2005年にオープンしました。ベルン美術館の所蔵作品、家族からの寄贈により、作品所蔵数は4,000点を誇り、彼の作品の4割がここに所蔵されています。またこの施設はポンピドゥー・センターなどを手掛けた建築家レンゾ・ピアノによるもので、ガラスとスチールでできた3つ波打つような斬新なフォルムも必見です。
写真:©Bern Tourismus/Zentrum Paul Klee
ベルン美術館
1879年に創設されたスイス最古の美術館のひとつです。ホドラーやアンカーらのスイス人画家の作品から、クールベ、セザンヌ、マティス、ピカソ、シャガール、カンディンスキーなどの名画も揃っています。パウル・クレーの作品も大半がパウル・クレー・センターに移されましたが、『パルナッソス山』はこちらの美術館で観ることができます。場所もベルン中央駅から近く旧市街散策途中に訪れることができます。
写真:©Kunstmuseum Bern
バーゼル
バーゼル美術館
バーゼルの法律家バジリウスのコレクションから始まった世界最古の公立美術館で、2013年にはロンドン・タイムズが選ぶ世界の美術館ランキングでは5位を獲得しました。モネ、ピサロ、ゴッホなど19世紀のものから、ピカソ、ブラック、レジェ、そしてパウル・クレーなど、ルネッサンスから現代に至るまで西欧絵画の歴史をたどることができる素晴らしいコレクションは専門家からも高く評価されています。
写真:©Switzerland Tourism/Lauschsicht
自動演奏楽器博物館
印刷業で成功を収めたハインリヒ氏の膨大なコレクションである600点を超えるオルゴールや18世紀から20世紀にかけて演奏されていた手回しオルガン、ジュークボックスなど貴重なプライベート・コレクションを観ることができる博物館です。タイタニック号の姉妹船「ブリタニック号」に搭載されていた伝説のオルガンなど歴史的価値が高く、類まれなコレクションが揃っています。
写真:©Switzerland Tourism
ジュネーヴ
パテック・フィリップ時計博物館
パテック・フィリップは1839年に創業したヨーロッパの時計作りをリードする老舗高級時計メーカーです。そのパテック・フィリップの本店の近くに構えるこの博物館では、16~19世紀のアンティークのコレクション、1839年の創業から現在に至るまでのコレクションを2部構成で展示しています。そして、昔の工房が再現され400点以上の古い道具などの展示もあり、時計という精密機械の歴史も紹介しています。
写真:©GenèveTourisme
アリアナ美術館
ヨーロッパでも最大級となる20000点のコレクションを誇る、陶磁器やガラス製品の美術館です。そのコレクションは、ヨーロッパや中近東、アジアと幅広く、日本の伊万里などもあり古今東西の優れた工芸品を一同にみることができる贅沢な空間となっています。美術コレクターのルヴィリヨ氏の母親の名前からアリアナと名付けられた美術館の建物もジュネーヴの文化遺産とも登録されているので、一見の価値ありです。
写真:©GenèveTourisme
ローザンヌ
オリンピック・ミュージアム
オリンピックの父と呼ばれるクーベルタン男爵がIOCの本拠地としたここローザンヌにある世界唯一のオリンピック博物館です。ギリシャ時代の古代オリンピックに使用した貴重な品々から、年代順に展示されている聖火トーチは一見の価値があります。またレマン湖に面した高台という素晴らしいロケーションにあり、最上階にあるカフェのテラス席からの景色も素晴らしくおすすめです。
写真:©Switzerland Tourism
アール・ブリュット美術館
フランス人画家ジャン・デュビュッフェが提唱した文化的な伝統や社会的規範などにとらわれずに創られた「アウトサイダーアート(フランス語でアール・ブリュット)」を集めた美術館です。主に精神病患者らが描く作品を収集し、その自らの創作や心の癒しを求め、既成概念にとらわれず、思いのままに表現された芸術作品が展示され、ここから多くのアウトサイダーアートの作家が見出されました。
写真:©Switzerland Tourism
モントルー
シヨン城
スイスで最も有名なお城でイギリスの詩人バイロン叙事詩「シヨン城の囚人」のモチーフとして有名になり、今では5万人以上の観光客が訪れています。水面にお城が浮かんでみえる幻想的な美しさもさながら、パンフレットやオーディオガイドは日本語を含む多言語対応でじっくり中世の生活について知ることもできます。ショップにあるシヨン城のオリジナルラベルのワインもお土産におすすめです。
写真:©Switzerland Tourism/Christof Sonderegger
ラ・ショー・ド・フォン
国際時計博物館
世界遺産にも登録されている時計産業の中心地、ラ・ショー=ド=フォンにあるスイス最大の時計博物館です。19世紀末、時計学校の中につくられた資料館を前身として1974年、開館し700点の壁掛け時計や2700点もの腕時計などを含む約4500点のコレクションが展示されています。また、アンティーク時計、歴史的な古い時計を修復するためのアトリエが併設されており、ガラス越しに修復の様子を観ることもできます。
写真:©Switzerland Tourism
ルツェルン
ローゼンガルト・コレクション
アートディーラーのローゼンガルト父娘2代で集めたコレクションを展示している2002年にオープンした美術館です。ローゼンガルト家はピカソとの親交が深く、ピカソのコレクションは180点と充実していて特に晩年に描かれた32点の油絵は必見です。その他にもパウル・クレー、セザンヌ、モネなど近代画家の作品も展示されています。ルツェルン駅からも歩いて行けるのでアクセス至便です。
写真:©Switzerland Tourism/ Ivo Scholz
スイス交通博物館
ヨーロッパを代表する交通博物館の一つで、鉄道、自動車、船、飛行機とあらゆる乗り物の展示しているスイスでも人気の博物館です。その展示数は3000点以上で、昔の馬車やF1のレーシングカー、フライトシュミレーターなど全て見ると2~3日かかるほどの充実ぶりです。見るだけでなく、実際乗ることができる乗り物が多いので、子供から大人まで楽しめるようになっています。
※スイストラベルパスの利用で50%割引となります。
写真:©Switzerland Tourism
ツェルマット
マッターホルン博物館
ツェルマットの教会広場にあるドーム型の外観が特徴的な博物館で、ツェルマットの歴史やマッターホルン初登頂の栄光そして玄人悲劇の歴史を知ることができます。初登頂時の悲劇の「切れたザイル」や登山靴や水筒、カメラなどの登山道具の展示のほか、19世紀のツェルマットの村や山小屋がリアルに再現されています。展示品には日本語の説明もあるので、より深くマッターホルンについて知ることができます。
写真:©Switzerland Tourism
クール
ビュンドナー美術館
セガンティーニ、ジャコメッティ、ホドラーなどクールが属するクラウビュンデン州にゆかりのある芸術家など、約8000点のコレクションを誇るスイスでも屈指の美術館です。新館と旧館があり、旧館は19世紀に建てられた新古典主義の美しい邸宅をリノベーションしたもので、2016年にオープンした新館はキューブ型のモダニズム様式と対照的なスタイルが楽しめる建築物としても注目されています。
写真:©Switzerland Tourism
ヴィンタートゥール
オスカー・ラインハルト美術館(シュタットガルテン)
市立公園にある旧校舎で、ヴィンタートゥール生まれの実業家、オスカー・ラインハルトが寄贈した作品を観ることができます。主にドイツやオーストリアの画家の世紀末や象徴主義絵画のほか、レンブラントやゴヤなどのグラフィックも必見です。そして、彼の邸宅を利用したアム・レマーホルツにある「オスカー・ラインハルト・コレクション」でもヨーロッパ絵画史の巨匠の作品を拝むことができます。
写真:©Switzerland Tourism/ Ivo Scholz
ヴィンタートゥール美術館
ヴィンタートゥールはもともと有力なパトロンが多い都市で、その資産家たちが買い集めた個人所蔵の作品をもとに開館したのがこの美術館です。ホドラーやパウル・クレーらスイス出身の画家の作品のほか、モネやシスレー、ピサロ、ゴッホの作品など、バーゼル、チューリヒ、ベルンの各美術館に次ぐ第4のコレクション規模を誇ります。1916年に開館した荘厳な雰囲気の本館のほか、1995年にはモダンな新館が誕生しました。
写真:©Switzerland Tourism/ Ivo Scholz
ザンクト・ガレン
ザンクト・ガレン織物博物館
かつてヨーロッパの王室や貴族階級の人々は、ザンクト・ガレン刺繍のドレスを自慢するほどの美しさで、古くから繊維や織物産業で栄えてきたザンクト・ガレン。約200年近くに及ぶテキスタイル業の振興のため1878年に博物館と図書館がオープンしました。レースや生地、洋服、エジプトのお墓から発見された織物など。コレクションは3万点ある世界的な博物館で、創意工夫を凝らした展示スタイルも話題となっています。
写真:©St.Gallen-Bodensee Tourismus / Daniel Ammann
ザンクト・ガレン修道院附属図書館
ザンクト・ガレン修道院と付属図書館を含む敷地は、1983年に世界遺産に登録されました。ここの図書館は、17万冊と膨大な数の蔵書を誇り、スイス最古の図書館として、また世界最大級の中世の図書館として名を馳せています。床から天井に至るまで本がびっしりと並べられた空間は、バロック調の内装で天井画までも美しく、ここが図書館であることを忘れてしまいそうです。
写真:©Switzerland Tourism/ Ivo Scholz
スイストラベルパスがあれば、
主要都市90カ所以上の市内交通(市バス・市電)も無料!
※パスの通用日のみ特典が適応されます